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【Sugar on a Stick v1 Strawberry release Wifi接続(WPA)、日本語対応】 [Sugar on a Stick]

SugarLabs3x

USBメモリで OLPC の Sugar を利用する Sugar on a Stick (SoaS) が6月末にリリースされている。
http://www.forest.impress.co.jp/article/2009/06/30/olpcusb.html

晋遊舎 Linux 100%の最新号Vol.9でも「Sugarがスゴイ!!」という特集が組まれている。

ネットブックMSI Wind U100で日本語表示、Wifi接続(WPA-PSK)、スクリーンショットの保存はなんとか強引に可能だったが、
この「korakuriderの日記」に記載されているibus-anthyを使用した日本語入力環境も設定した。
http://d.hatena.ne.jp/korakurider/20090701/p1

SugarはOLPCの巨大プロジェクトで開発している子供向けPC(XO)用のOSだ。想像していた以上に操作も設定も難しい。また,アプリ間のデータ連携を抑えてセキュリティを上げているため,スクリーンショットのファイル保存も難しい。

SoaS は Fedora 11がベースになっている。
LiveUSB作成はFedora LiveUSB Creator で行う。
Download Fedora からSugar on a Stick を選んで、ダウンロードとLive USB作成ができる。
こちらで iso ファイルのダウンロードも可能。
※persistent storage のバーで、設定保存用オーバーレイファイルのサイズ指定も合わせて行うこと(設定保存のため)。
イメージ1 

LiveUSB で起動するとこんな画面が出てくる(日本語表示設定済み)。
起動時間は普通。Fedora 11と同程度だ。

screen-2

マウスカーソルを四隅に持っていくと黒枠が現れ、右下に状態表示、左上に表示切替、タスクバーが表示される。
screen-1
無線LANの設定は、ネットブック MSI Wind U100 で無線LANカードはAtheros AR5006EXS (内蔵)。
自分の無線LANアクセスポイントは暗号化がWPA-PSK (TKIP)となっている。
無線LANの設定画面を探したが見つけられなかった。
GUIで無線LAN設定を行う方法が分からなかったのでターミナルを使って設定を行った。
右上(◎の右横)にアプリのリスト表示がある。
ターミナルを探して起動する。☆を押して★にしておくと上のホーム画面に表示される。
screen-5

●無線LAN
$ su - でスーパーユーザーになる。rootパスワードは無し。

1) /etc/sysconfig/wpa_supplicant

INTERFACES="-iwlan0" DRIVERS="-Dwext"
OTHER_ARGS="-f /var/log/wpa_supplicant.log"

 

2) /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-wlan0 (新規作成)

DEVICE=wlan0
BOOTPROTO=dhcp
ESSID=自分のAPのESSID
ONBOOT=yes

3) /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf

ctrl_interface=/var/run/wpa_supplicant
ctrl_interface_group=wheel
#ap_scan=1
network={
    ssid="自分のAPのESSID"
    scan_ssid=1
    key_mgmt=WPA-PSK
    proto=WPA RSN
    pairwise=CCMP TKIP
    group=CCMP TKIP
    psk=2ebd357976dfedd004c17...(略)
}

psk は、以下のコマンドで表示される。

wpa_passphrase 自分のAPのESSID パスフレーズ

4)  NetworkManagerは停める。

chkconfig NetworkManager off

 

5) /etc/rc.d/rc.local で強引に自動起動 

service wpa_supplicant restart
ifup wlan0

 

●日本語表示は、

yum install VLGothic-fonts

次にMy Setting > Language で日本語を選択する。

●キーボードレイアウトは、

system-config-keyboard

screen-6

日本語を選択する。

●スクリーンショットは、alt + 1 キーで取得。ジャーナルに保存される。
ジャーナルからスクリーンショットのイメージファイルを取り出すのが大変だ。
screen-4

alt + 1キーでジャーナルにスクリーンショットが追加されるので、説明(任意)を書いておく。
説明に screen-2 と書いておいた場合。

ターミナルで(liveuserで)

$ copy-from-journal -q screen-2 screen-2

とタイプすると、screen-2.png が生成される。1番目はキーワードで、2番目が生成されるファイル名になる。
次にスーパーユーザになり、
$ su -
# cp screen-2.png /mnt/live

/mnt/live はUSBメモリ。screen-2.pngがUSBメモリ(FAT)に保存されるので、Windows等で利用できる。

日本語入力環境設定はなかなか難しい。次回の記事を参照していただきたい。 
日本語入力できればいろんなアプリがあるので楽しめそうだ。
たとえばMoonというアプリ。
moon-1


画面操作は特異なので、慣れないと難しい。
慣れるとなんとか操作できるが、個人的にはやはりマルチウィンドウの方がいい。
それから白黒の画面なのでお葬式みたいだ。誰の趣味なのだろうか?


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コメント 2

abee

こんにちは。
なぜ白黒かですが、ユーザインタフェースガイドラインによると、XO-1のデュアルモードディスプレイがカラーとグレイスケールの切り替えになっていうので、どちらでも意味が分かるようにということみたいです。
http://wiki.sugarlabs.org/go/Human_Interface_Guidelines/The_Sugar_Interface/Colors
葬式っぽいという感想を持った人は他にもいて、たとえばEtoysのナビゲータはXO-1以外では緑になっています。
http://d-mts.com/tutorials.html
by abee (2009-08-26 16:03) 

atc-500

コメントありがとうございます。
OLPCについては本で読みましたが革命的ですね。
こんなことが本当に成功するのかとも思いますが、成功したら全く想定外の結果になる可能性があるかもしれません。
発展途上国の子供たちから新しいイノベーションが生まれるとか...
日本語入力はやっとできました。
次回記事にします。

by atc-500 (2009-08-27 01:04) 

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