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【Beini 1.0 Final wicd Firefox scim-anthy 追加版をアップロード】 [Aircrack-ng]

Beini は 無線LANセキュリティのテスティングシステムで、Tiny Core Linux 2.5 をベースに作られている。Linux Live USB Creator を使えば容易に Beini LiveUSB を作成できる。
http://www.ibeini.com/ http://www.linuxliveusb.com/index.php
FeedingBottle という spoonwep の進化版の様な Aircrack-ng のフロントエンドツールがメインだが、無線LANテスティングツール以外は何も入っていない。

ネットワークマネージャの wicd と 日本語ローカライズした Firefox ブラウザ、日本語入力の scim-anthy を追加したバージョンを作成してアップロードした。
http://www.megaupload.com/?d=XUS0WAMG

screenshot_0329134749 screenshot_0329132558
(画像をクリックで拡大)

約 100MB の ISO ファイルになっているのでダウンロードしたら、Linux Live USB Creator を使って LiveUSB を作成してほしい。

wicd, Firefox は下のドックから起動できる。  
日本語入力は Google 検索窓等でテキスト入力カーソルになったら Ctrl + Space キーを押す。

Tiny Core Linux は軽量で起動が早いが、パッケージの仕組みが変わっている。

当初は無線LANに接続できなかったので Ethernet に接続する。
ドックから Apps を選択すると、Appbrowser が起動してパッケージがダウンロードできる。
パッケージ間の依存関係は Appbrowser が調べて、必要なパッケージを併せてダウンロードしてくれる。
今回は以下のパッケージをダウンロードした。

wicd.tcz    wireless-tools.tcz
firefox.tcz   python.tcz
915resolution.tcz   kmaps.tcz

(wicd は python 要、915resolution は intel 内蔵グラフィックスチップ用ドライバ、kmaps はキーボード設定)
tcz ファイルは USBメモリ の tce フォルダに入るので、Windows で USBメモリにアクセスし tce フォルダに tcz をダイレクトに保存してもいい。
tcz ファイルは、起動時に順次読み込まれる。Splashtop と似たような仕組みだ。
ただしパッケージを沢山入れ過ぎると起動が遅くなり、折角の高速起動が台無しになる。また依存するパッケージが見つからないと、途中でパッケージの読み込みを中止してしまう。

日本語表示、入力関係は appbrowser のレポジトリには入ってない。
ライブCDの部屋から Tiny Core Linux 2.8 アドバンスエディション(tinycore_2.8-advance.zip)をダウンロード → Windows の winrar で解凍 → 更に ISO ファイルを winrar で解凍 → tce フォルダに入っている日本語関係の tcz ファイルを USB メモリの tce フォルダにコピー。
http://simosnet.com/livecdroom/

ここまでで、tce フォルダには以下のファイルが追加された。
(Appbrowser でダウンロードした tcz ファイル)

915resolution.tcz
bzip2-lib.tcz
curl.tcz
dbus-glib.tcz
dbus-python.tcz
dbus.tcz
expat2.tcz
firefox.tcz, firefox.tcz.dep
fontconfig.tcz
glibc_gconv.tcz
glibc_i18n_locale.tcz
gtk2-locale.tcz
gtk2.tcz
kmaps.tcz
libasound.tcz
libcroco.tcz
libffi.tcz
libgsf.tcz
libiconv.tcz
libnotify.tcz
librsvg.tcz
openssl-0.9.8m.tcz
pycairo.tcz
pygobject.tcz
pygtk.tcz
python.tcz, python.tcz.dep
sqlite3.tcz
tcl_tk.tcz
ttf-bitstream-vera.tcz
udevadm.tcz
urwid.tcz
wicd.tcz, wicd.tcz.dep
wireless-2.6.29.1-tinycore.tcz
wireless_tools.tcz, wireless_tools.tcz.dep

(LiveCD の部屋の TC 2.8 からコピーしたファイル)

anthy-9100e.tcz
ipafonts.tcz
jabase.tcz
jabase_conf.tce
scim-1.4.7.tcz
scim-anthy-1.2.4.tcz
scim-bridge.tcz
uim-1.5.1.tcz

これで Firefox や scim-anthy は起動するが、wicd は自動起動しない。 
wicd の設定が再起動後保持されない。タイムゾーン設定や JIS キーボード対応も必要。

/opt/bootlocal.sh は起動時に実行されるファイルなので、wicd-start と loadkmap を追記する。

vi /opt/bootlocal.sh
#!/bin/sh
# put other system startup commands here
/usr/local/sbin/wicd-start &
loadkmap < /usr/share/kmap/jp106.kmap

/opt/.filetool.lst に列記されたファイルやディレクトリはシャットダウン時に保存される。
usr/local/etc/wicd ディレクトリ下に wicd の設定情報(WPAのパスフレーズ等)が記録されるので、.filetool.lst に追記する。

vi /opt/.filetool.lst

usr/local/etc/wicd

GMTの設定は、syslinux.cfg に tz=GMT+9 を追記する。
/mnt/sdb1/boot/syslinux/syslinux.cfg

label Start Beini 1.0 Final
        kernel /boot/bzImage quiet waitusb=6
                append initrd=/boot/tinycore.gz tz=GMT+9

Firefox の UI 日本語化は、3.6.2 の ja.xpi をクリックして追加したら、アドレス欄に about:config と入力して、general.useragent.locale の値を ja-JP にする。

出来上がった LiveUSB から今回アップロードした ISO ファイルを作成するには、ubuntu で mkisofs コマンドを使った。
ubuntu で適当なディレクトリを作成 → LiveUSB の内容を全てコピー → mkisofs を実行する。

mkdir beini
cd beini
cp -r /dev/sdb1/* . 
mkisofs -l -r -J -V "BeiniMod" -b boot/syslinux/isolinux.bin -c boot/syslinux/boot.cat -o ../beini-1.0-modjp.iso -no-emul-boot -boot-load-size 4 -boot-info-table ./

出来上がった beini-1.0-modjp.iso をMEGAUPLOADにアップした。
http://www.megaupload.com/?d=XUS0WAMG
ダウンロードしたら Linux Live USB Creator で LiveUSB が作成できる。
CD-R に焼いてもいい。
http://www.linuxliveusb.com/index.php


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コメント 3

A-chi

atc-500さん
はじめまして、いつも大変参考にさせて頂いております。
このページにてカスタマイズして頂いたBeini(feedingbottle)を使わせてもらっておりますが、大変使いやすく重宝しております。

実は私も超初心者ながら、このページを参考に、Beini1.2.1で同じことをしようと奮闘中なのですが、どうしても解らないことがあり質問させて頂くことに致しました。

Beini1.2.1はLinux Live USB Creatorで、VirtualBoxと共にUSBに保存し、仮想環境下で起動しています。
問題は、「/opt/bootlocal.sh」と「/opt/.filetool.lst」のファイルを編集・保存できないということです。

Linux Live USB Creatorで保存する際、Beiniのソースが対応していないため、保存領域を確保できずライブモードで保存しています。

このため、保存ができないのは当然なのですが、文面からatc-500さんもUSBから作成されたご様子。いったいどのような環境で作成されたのか是非ヒントだけでもご教示頂きたく何卒よろしくお願い致します。

お手隙の時で結構ですので、お返事頂けると幸いです。
by A-chi (2010-08-02 16:44) 

atc-500

A-chiさん
beini 1.2.1で仕様が変わったのでしょうか?
/opt/bootlocal.shは/opt/.filetool.lstに入ってますので、.filetool.lst にリストされたファイルの変更は保持されるはずです。
/opt/bootlocal.sh、/opt/.filetool.lstはbeiniを起動して、ターミナルで変更したと思います。
記事の最後のISO作成はアップロードするために行っており、直接関係ありません。
ちょっと自分でもダウンロードしてみて試してみます。
by atc-500 (2010-08-03 14:02) 

A-chi

atc-500さん
ご回答ありがとうございます。
本日も引き続き挑戦しておりますが、なかなかうまくいきません。。。

しかし、成功するまであれこれやってみますので、なにか分かりましたら、引き続きご指導の程よろしくお願いいたします。


by A-chi (2010-08-03 14:15) 

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