【Fonera FON2305E で、カスタムファームウェア導入】 [OpenWRT/DD-WRT]
FON2305E のカスタムファームが、Hot Tuna Labs で、公開されている。
カスタムファームに書き換えると、オリジナルファームより高機能になるそうだ。(bridge, AP clientモードの設定、telnet 接続、WPS)
ファーム書き換え操作は、FON の基板上の serial(JP2)に直接接続して行った。
ケース底の4か所のラバーを外すとネジがあるので、トルクスドライバー(T9)でネジを外すと、簡単にケースが開き、基板が取り出せる。
serial(JP2) は、スルーホールなので、下のようにピンヘッダーをハンダ付した。
パソコンと FON は、serial – USB 変換の FT232RL 及び、LANケーブルで接続した。FT232RL は秋葉の秋月電子で購入。赤い電線はメス-メスのジャンパー延長線。
パソコンは Windows 7 。FON のLANは、黒コネクタ(computer)。
FT232RL と FON 基板の JP2 との接続(赤い線)。囲み線のあるピンが、1:VCC
pin | FON2305eのJP2 | pin | FT232RL |
1 | VCC (つながない) | - | |
2 | RXD | 1 | TXD |
3 | GND | 24 | GND (24 or 7) |
4 | TXD | 5 | RXD |
PC に、FT232RL ドライバ(Virtual COM Port Driver)が必要。DLはこちら
PC と FT232RL をUSB 接続し、TeraTerm でシリアルポート設定を行う。ボーレートは 57600 にする。
57600 bps, data 8 bit, parity none, stop 1 bit
PC の LAN 設定、IPアドレス 10.10.10.3/24 を設定する。
カスタムファームのイメージファイル ralink-custom-20100813.img を作者のサイトからPC にダウンロードする。
PCで、tftp サーバを起動する。tftpd32 tftpd32 standard edition (zip)
Current Directory に ralink-custom-20100813.img が保存されているディレクトリを指定する。
Server interfaces は 10.10.10.3
FON を電源ONすると、そのままオリジナルファームウェアが起動してしまう。
リセットスイッチを押しながら電源ONすると、choose the operation で止まるので、「2」 を入力し、リセットスイッチ離す。赤字部分が入力。
Please choose the operation:
1: Boot system code via Flash (default).
2: Load system code then write to Flash via TFTP.
3: Entr boot command line interface.
reset pressed for 2 secondsYou choosed 2
2: System Load Linux Kernel then write to Flash via TFTP.
Warning!! Erase Linux in Flash then burn new one. Are you sure?(Y/N) y [enter]
Please Input new ones /or Ctrl-C to discard
Input device IP (10.10.10.200) ==:10.10.10.200[enter]
Input server IP (10.10.10.3) ==:10.10.10.3[enter]
Input Linux Kernel filename (fonita.img) ==:ralink-custom-20100813.img[enter]
カスタムファームウェア ralink-custom-20100813.img が tftp サーバから FON に転送され、フラッシュが書き換わる。
その後自動的にカスタムファームが起動する。
Web管理画面は、http://10.10.10.254/
user/pass は、admin/admin
telnet 接続は、10.10.10.254
user/pass は、admin/admin
FON2405Eは、2305Eと、基板の serial の位置が異なるようだ。
FON2305E/2405E は、ソフトバンクが配布していたので、オークション等で大量に出品があり、HARD・OFFでもよく陳列されている。
有線LANがある機器を無線LAN化したくWEBで
検索していましたら私が持っているFONルーターを
改造することで無線LAN化が可能であることを知り
ました。
貴殿記事を参考に改造に取り組みましたが管理画面を
表示させ、OperationModeをAP Clientに設定するとこ
ろまで出来ましたが、設定内容が解釈できないところ
があります。
IP address関係です。参考になるサイトがあればお教え
頂けませんでしょうか。
ネットワーク系の知識が乏しい者の無謀な挑戦ですが
アドバイスよろしくお願いします。
by BUDDY (2011-12-17 21:44)
BUDDYさん
ぼくもAPclientが先ほど成功したところです。
家の無線AP付aterm(so-net adsl router)とFON(APclient)が無線でつながり,FONとPCが無線でつなかってます。
aterm------fon-----pc
これから記事を書きます。
by atc-500 (2011-12-19 00:58)
そうでしたか。
記事よろしくお願いします。
こちらはso-netの光です。
router---HUB----PC
----無線LAN(AP)---FON----機器
の系統を考えています。
by BUDDY (2011-12-20 19:33)
2: System Load Linux Kernel then write to Flash via TFTP.
Warning!! Erase Linux in Flash then burn new one. Are you sure?(Y/N)
のところでYの入力を受け付けてくれずそのままU起動してしまいます…
何かコツがあるのでしょうか?
by NO NAME (2012-01-14 19:57)
yを受け付けないというのは一度もありません。
ターミナルソフトは何を使ってますか?
いつもteratermでやってます。
by atc-500 (2012-01-14 22:10)
teratermの4.72を利用しています。
一応再インストールも行いましたが、やはりyを入力できず2のメニューに入った数秒後で通常起動してしまいます。
3に入ればコマンドを入力することができるようになるのですが
こちらからflashにインストールすることは可能でしょうか?
by NO NAME (2012-01-15 08:29)
解決しました、起動の時2を押しっぱなしでメニューに入っていたのが原因でした。
お手数おかけして申し訳ございません
by NO NAME (2012-01-16 18:03)
私も上記にあるように、2で入ると、
2: System Load Linux Kernel then write to Flash via TFTP.
Warning!! Erase Linux in Flash then burn new one. Are you sure?(Y/N)
の後に間髪いれずにoperation terminatedと出てそのままブートシーケンスが進んでいくという現象に悩まされていたのですが、たままた4を入れてみると勝手にTFTP待ち受けになりました。
イメージファイル名が"fonita.img"固定になりますので、
ralink-custom-20100813.img をfonita.imgにリネームして配置したところ、ファーム書き換えに成功しました。
by hhhiiidddeee (2012-05-12 12:44)
リセットスイッチを押したまま2を入力して,リセットスイッチを離します。2の入力後リセットスイッチを離すんですが,タイミングが難しかった記憶があります,
by atc-500 (2012-05-13 22:16)
後ろのボタンをとあるタイミング(結構難しい)で押&離すると
3つのLEDが全て一秒単位で点滅するので2か4に入っている気がするのですが・・・
TFTP待ちの時のLEDの点滅はどうなっていますか?
by NO NAME (2012-05-14 20:30)
やはり皆様のご指摘のとおり、タイミングが悪かっただけでした。
その後、2でもうまくいくタイミングを体で覚えました。
でもどちらかというと、4のほうがタイミング的にはゆるい気がします。LEDの状態は確認していません、申し訳ありません。
by hhhiiidddeee (2012-05-15 23:35)