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【高速起動Linux Moblin V2.0 Beta の日本語サポート (2)】 [moblin v2 beta日本語化] [moblin v2 beta日本語化]

Moblin V2.0 Betaはウィークリーで更新版がリリースされている。ダウンロードはここ
Screenshot2

ダウンロードしたmoblin-netbook-beta-refresh-20090802-001.imgをイメージのままUSBメモリに書き込めばLiveUSBが作成できる。
USBメモリへのイメージ書き込みは、Image Writer for Windowsを使うとWindowsから実施可能だ。
(USBメモリは700MB以上の容量が必要。USBメモリ内のデータは置き換わるので注意)

このLiveUSBからPCを起動して、boot and install を選択すればインストーラが起動してPCの内蔵ハードディスクにインストールできる。
(操作を誤ると内蔵ハードディスク内のWindowsやデータを消してしまうので注意)

インストーラで日本語を選択すれば、上の画像の様にほとんど全て日本語で表示される。
ただし日本語入力はそのままではできない。

以前のMoblinは日本語サポートを無理やりインストールしたが、現在はリポジトリに追加されているので簡単になっている。

日本語入力は、アプリケーション > アクセサリ > ターミナルを起動して、

$ su -
Password:
# yum groupinstall 'Japanese Support'
# yum install scim-anthy

と入力する。
又はアプリケーション > 設定 > ソフトウェアの追加と削除で、
languages > japanese supportを選択、適用する。scim-anthyもインストールしておいた方がいいと思う。
アプリケーション > 設定 > SCIM入力メソッドの設定 > 全体設定でキーボード配列をブランク→日本語に設定する。
日本語入力はcontrol + spaceキーで行う。
大抵のアプリで日本語入力ができるが、なぜか標準のブラウザでは日本語が入力できない。
ソフトウェアの追加と削除で、firefoxをインストールしておくと、ブラウジングで日本語入力可能となる。
Screenshot 

5月リリース版よりも日本語対応等含め進歩しているが、起動はあいかわらず20秒とやや遅い(より高速化できるのだろうか?)。
ハードディスクにインストールせずに、LiveUSBのみでの運用では設定保存可能か否か等不明点も多い。
インストールしたばかりで、使い方も良く分かっていない。
もう少し調べてまたレポートしたい。

 


【高速起動Linux Moblin V2.0 Beta の日本語サポートインストール】 [moblin v2 beta日本語化]

Screenshot-2

Screenshot-1

ネットブック向け高速起動Linux Moblinの最新版「Moblin V2.0 Beta」が21日にリリースされている。
早速、ネットブック「MSI Wind U100」にインストールした(HDDインストール方法は本記事の後半*)。

日本語サポートのインストールは手作業で対応可能だ。これで文字化けも無くなり日本語入力も可能になる。
MoblinはFedoraベースなのでyumコマンドを利用する。Moblinのリポジトリでは日本語サポートをインストールできないので、Fedora 10のリポジトリを追加する。

HDDにインストールしたMoblinを起動したらターミナルを起動してrootでログインする。

$ su -

http://matteocorti.ch/docs/yum-fedora.html からfedora.repoをダウンロードする。
fedora.repoを/etc/yum.repos.d/に保存する。
fedora.repoを編集する。
「baseurl」の前の「#」を取り除く。
「$releasever」を全て「10」に置き換える。

http://fedoraproject.org/en/keys からFedora 10のGPG keyファイル4EBFC273.txtをダウンロードする。または https://fedoraproject.org/static/4EBFC273.txt

 

GPG keyをインポートする。

rpm --import 4EBFC273.txt

いよいよ日本語サポートを一括インストールする。

yum groupinstall "japanese support"

これでかな漢字変換のscim anthyやVLgothicフォント、辞書ファイルkasumiなどが一括インストールされる。
再起動して、firefox等を起動したら半角/全角キーかCtrl+Spaceでかな漢字変換を起動する(冒頭2番目のイメージ画像参照)

* :Moblin V2.0 betaのHDDインストールは以下のとおり。
MoblinのLiveイメージのダウンロード。
http://moblin.org/downloads
USBメモリにコピーする。もしUSBメモリがマウントしていたら解除しておく。
umount /dev/sdb1
dd if=moblin-netbook-ux-beta-20090518-004.img of=/dev/sdb

USBメモリからMoblinを起動(BIOS setupの起動順序でUSBメモリを優先にするか、POSTでboot menuを出してUSBメモリを選択)。
Boot Installを選択する。
インストーラが起動するのでHDDにインストールする。言語等は日本語を選択。


Moblin V2.0 betaはディスクトップが本格的になった。正式版のリリースも近いのでは。
起動時間は前alpha版とあまり変わらない様だ。 


最近のテーマ、高速起動Linuxは、現時点ではXandros Prestoがベストだと思う。改造でUSBメモリ起動もできるし、日本語サポートも手作業で対応可能だ。起動時間はMoblinより確実に早い。ただしライセンスは有償(20ドル)。試用期間(7日)経過後も10分間は使えるので常用している。
http://royalwin.blog.so-net.ne.jp/2009-05-03
http://royalwin.blog.so-net.ne.jp/2009-04-26

起動時間に関してはDeviceVM Spashtopが優秀だが、使用できるアプリが限られ自由度が少ない。
また今のところは一部メーカー製PC、マザーボードにバンドルされているのみでオープンソースではない。MSI Windで動かすにはハッキングが必要だ。

Moblinは正式版になればかなり有力だ。FedoraベースなのでFedoraのアプリが使用できる。
起動時間も2~3秒を目指しているというからまだまだ改善されるだろう。

その他Linpus QuickOS、gOS Cloudなどがあるが、ダウンロードできないので試していない。
それからgoogle AndroidやSymbian OSというのもあるが、これはLinuxなんですか?

 


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