日経Linux 11月号で SpeedyBoot の特集が組まれている。
「高速起動Linux SpeedyBoot を導入しよう」

SpeedyBoot は Lenovo IdeaPad や Sony VAIO Type N に搭載されている DeviceVM 社 Splashtop ベースの高速起動Linuxだ。
MSI Wind U100 を含め多くのネットブックで動作確認されている。

ぽちネット-Linux備忘録-Linux実験室-Splashtop(高速起動Linux:SpeedyBoot)

Splashtop の特長はなんといっても、コールドスタートから約10秒でディスクトップが起動 wireless LAN までつながっている超高速起動だ。

(ぼくが作ったビデオ)

Splashtop は当初日経 Linux 2 月号で紹介されて 3 月号では特集記事になっていた。

同じネットブックの IdeaPad で動いているんだから MSI Wind でも簡単に動くだろうと思って始めたが、画面解像度や wirelessLAN の問題などかなり大変で、何度もトライ&失敗した。

オリジナルの splashtop は dmidecode -s system-product-name で出力される製品名をチェックしたり、構成ファイルのバージョンやサイズをチェックして、おそらく OEM 提供していない PC で勝手に起動するのを防止していると思われる。

この splashtop をベースに独自に開発したのが SpeedyBoot だが、多くのネットブックで動作確認されている(上記サイト参照、上記サイトからダウンロード可能)。

ちょっと立ち読みしたところ付録DVDにはカーネルパッチも入っているらしい。

日経 Linux は勤務先の図書館にいずれ入るので買わなかったが、フリーソフトの特集もあるので今回は買おうかなと思っている。

ところで SpeedyBoot はある意味 Splashtop の改変にあたるわけだが、DeviceVM 社のホームページでは 各社 OEM提供版 Splashtop のソースが公開されており、オープンソースライセンスでハッキングも奨励されているようだ。