【FON2305e/FON2405e のカスタムファームウェア AP Client モード】

ファームウェアを書き換えた FON Simpl (FON2305e/FON2405e) を AP Client モードに設定して，無線LANを延長したり，有線無線コンバーターにできる。 ファームウェアは Hottuna lab から頂き，前記事の要領で書き換えている。
 
Fon が介在して， AP の電波が届かない場所で Wifi 接続できたり，有線 LAN 機器をFON 経由で Wifi 接続できる。
Aterm の AP 設定は，WPA-PSK TKIP, channel 11 にしている。
Fon の Basic Wireless 設定も同じ channel 11 に設定するのがポイントだ。

カスタムファーム ralink ap sdk では，GoAhead Web Server で設定する。
Fon 設定用 PC は，lan に10.10.10.3/24 を設定し，lan ケーブルで，Fon の computer と接続する。

設定用 pc(lan) ===== Fon (lan: computer)
                     ==: lan

Fon 設定用 PC で，http://10.10.10.254/ にアクセスする。
user/pass は admin/admin

AP Client モードに設定する。ブリッジにするので NAT はdisable。

Basic Wireless Settings で Channel 11 に設定する。Channel 11 は接続先 AP のAterm と同じ。 デフォルトは11b/g/n mix だが，Aterm は 11b/g のみなので，Fon も11b/g mix または11g only に設定しないとパケットロスが発生し，安定しなかった。

AP client の設定は，接続先の Aterm に Wifi クライアント接続するための設定で，Aterm のSSID,セキュリティ,パスフレーズを設定をする。

WAN 設定は，DHCP自動取得にした。 Aterm の DHCP からアドレスを自動取得する。
 
LAN 設定は，DHCP Server を disable にする。

wireless security は，Fon の AP 機能のセキュリティだが WPA-PSK にした。SSIDはデフォルトの RT305x_AP。
 
ブリッジとするので，lan 経由で 10.10.10.254 に telnet 接続して brctl コマンドでブリッジに WAN の Apcli0 を追加する。無線APの ra0 , Ethernet の eth2 は元々ブリッジされている。user/pass は admin/admin。 

brctl addif br0 apcli0

残念ながらこの設定は Fon の電源を切ると消えてしまう。apcli0 と ra0, eth2 を別セグメントにしてNATでつなぐならこの設定は不要。

追記 対策済のカーネルイメージを作成，アップロードしました。
http://royalwin.blog.so-net.ne.jp/2011-12-25
 

PC の接続，Fon を有線/無線コンバータにする場合，PC の Ethernet を IP 自動取得にして，Fon の LAN に接続する。Fon はブリッジになっているので，Aterm の DHCP からアドレスが割り当てられる。

Fon を無線 LAN レピータにする場合，PC を Fon の ssid RT305x_AP に WPA-PSK TKIP で接続すれば，やはり同様にアドレスが割り当てられ接続できる。