USBメモリからこのウイルスに感染すると,CPU 使用率が高くなり操作が著しく困難になる。
何故か wuauclt.exe (Windows アップデート)や McShield.exe (McAfee Total Protection)のCPU使用率が高くなる。
タスクマネージャでプロセスリストを見てみると,kavo.exe, xvassdf.exe 等ウイルスプログラムが実行されている。

ウイルスプログラムが隠しファイル表示の制御をしている。
ツール > フォルダオプション > 表示 > 詳細設定で「すべてのファイルとフォルダを表示する」にチェックを入れても「隠しファイルとフォルダを表示しない」に戻ってしまう。

C:\に autorun.inf が生成されている。
[AutoRun]
open=um.exe
shell\open\Command=um.exe

autorunなので、マイコンピュータ > Cで、Cドライブを開いたら実行されてしまう。
スタートアップにもxvassdf.exeなど複数のウイルスプログラムが登録される。
ファイル名を指定して実行 > msconfig > スタートアップで無効にできる。

C:\ 
C:\WINDOWS\system32
C:\Documents and Settings\%USER%\Local Settings\Temp
に、以下のウイルスプログラムが入っていたが、これでも全てではない。

 

この中で一番新しい um.exe は最新更新済の McAfee で検出できなかった。
結果は除去できたが、こちら等で手順が詳しく説明されている。 
http://shin.s-ence.org/archives/2009/06/16334.html

コマンドで隠しファイルの削除は可能だ。
隠しファイルの確認

dir /ah
隠しファイルの削除
del /ahr /p virus.exe
隠しファイルのコピー
xcopy c:\virus.exe e:\ /h

レジストリの変更(全て値を1にする)

 

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\
CurrentVersion\Explorer\Advanced\Folder\Hidden\SHOWALL\"CheckedValue"

HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Microsoft\Windows\
CurrentVersion\Explorer\Advanced\"Hidden"

HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Microsoft\Windows\
CurrentVersion\Explorer\Advanced\"ShowSuperHidden"