RAID 5 はディスク1台が壊れても大丈夫だが、マザーボードやコントローラーが故障した時はどうなるのか。
この前のNAS の RAID 5 のトラブルの様に、データ復旧業者に頼むしかないのだろうか。このNASもそうだったが、同じハードウェアを用意してディスクだけ付け替えてもだめな場合があるらしい。http://negiwatch.jugem.jp/?eid=56

VirtualBox のゲストとして、Ubuntu Server をインストールしたが、softwareRAIDで、ディスク3台のRAID 5 にした。ディスク1台の容量は3GB。
このディスク3台を dd でイメージファイルにして PC に保存しておいた。


最初に試したReclaiMe Free RAID recovery というソフトで、このsoftwareRAIDは、こんな構成になっていることがわかった。このソフトはデータ抽出は有償。

The array type is RAID5.
The array consists of 3 disks.
The disks are ordered as follows:
#00: Image file C:\Simpl\sdc.img
#01: Image file C:\Simpl\sda.img
#02: Image file C:\Simpl\sdb.img
Block size is 512.0 KB , same as 1024 sectors.
The data starts at sector (LBA) 0 (this is often called "offset" or "start offset").
Array layout is Left (same as Backward), Asynchronous (same as Asymmetric or Checkerboard).
Parity starts at the leftmost column.

Zero Assumption Recovery なら無償の評価版でも、一度に最大4フォルダまでデータ抽出できる。(以前もSDHCカードからのデータ抽出でお世話になった)

Load image file で sda.img, sdb.img, sdc.img をロードすると Virtual RAID が作成される。MD RAID(softwareRAID)なら自動的に判別してくれる。
 

ボリュームをチェックしてデータリカバリーを行う。

フォルダー/ファイルリストが表示される。フォルダ/ファイルを選ぶとデータが抽出される。

RAID 5 でも、ディスクの順番、ブロックサイズ、アレイレイアウトがわかれば、シングルのディスクと同じ様にデータリカバリーができるという感じだ。
RAID 5 への不信感が少し減ったが、今のディスクは大容量なので RAID 10 を選ぶべきだ。