20数年前に購入したブックシェルフスピーカー YAMAHA NS-5。
ウーハーのエッジが経年劣化で軟化して弾力が無くなり、コイルが擦れてビリビリ雑音が混じるようになったので、ヤフオクでゴム製エッジを購入して、張り替えた。
ヤフオクの購入先が紹介してくれたHow to動画を参照して、同購入先推奨のボンド、セメダイン・スーパーXを使った。
  

ウーハーユニットの、リング状のプラスチックカバーを外す。
下側に穴があるので,マイナス・ドライバーで少しずづこじ開ける(4か所のホゾ穴に深く差し込まれて固定されている)。 
ケーブルを外して、ウーハーユニットを取り外す。


ウーハーのエッジを破って除去した。軟化しているので手で簡単に除去できた。
コーンの裏側に残ったエッジは、筆でアルコールを塗りながら指でこすり落とした。
フレームに厚紙リングが接着されていたが、これもアルコールをしみ込ませて除去した。


フレームにはボンドが残ったので、シンナーで溶かしながら、マイナス・ドライバーやカッターで除去した。


How to動画のとおり、エッジをセットして、先ずはコーンの裏側とエッジを接着した。
エッジをセットした状態で、表面から手でコーンを浮かせ、割りばしの先にスーパーXを少しずつ付けて、エッジの(のり代の)方にをまんべんなく塗り付けた。
 

それからスーパーX付属のへらを差し込み、コーンの表側から指で押さえて、エッジとコーンを圧着した。

スーパーXは1~2時間で動かなくなり、24時間~48時間で実用強度に達する。
※ 固まるのに時間がかかるボンドなので、1日放置した。

コーンの裏側がきちんと接着されていたので、次にフレームとエッジを接着した。
下の写真のように、指でコーンを軽く垂直に押し下げると、ゴソゴソとコイルが擦れる音と感触があった。エッジを軽く引っ張り、せんたくバサミで固定するとこすれなくなった。

※ コイルがこすれた状態でエッジを固定してしまうと、おそらく鳴らした時に、ビリビリと雑音が混ざることになり、やり直しになる。

せんたくバサミを挟んだ状態で、スーパーXでエッジとフレームを接着した。もう一方は調整不要だった。
指でフレームの裏側とエッジを挟むようにして、圧着する。


高純度のインド産ホワイトマイカ(雲母)を混成した PP コーンなので、半透明で光沢がある。
耐久性も高いようだ。
所有しているスピーカーは、工作キットの ONTOMO BH と、この NS-5 だけのビギナーなので、音質等の評価は難しいが、コイルの擦れ音は完全に無くなった。