Beini は tiny core linux ベースの無線LAN調査解析に特化した Linux。
こちらからダウンロードできる。
Beini 1.0 Final

beini-10-final.zip は約35MBしかない。解凍すると beini-1.0-final.iso が復元される。
USBメモリへのインストールは、LiLi USB Creater を使用して、beini-1.0-final.iso をソースにする。
http://www.linuxliveusb.com/index.php

MSI Wind U100 ネットブックで LiveUSB 起動した。
起動は非常に速い。
Google Chrome OS はブラウザのみの OS で、Beini は無線LAN調査のみの OS であり、どちらも目的用途が明確だ。また、どちらも起動が早いのが特長で、パソコンの電源投入後すぐに目的の作業ができる。目的は全然違うが同じコンセプトのような気がする。
用途を絞っている分、高速起動で動作が軽快、セキュリティが高い。
Photoshop OS や OpenOffice OS があってもいいかもしれない。

MSI Wind U100 ネットブックは10インチ液晶で 1024x600 だが、Beini 1.0 初回起動時は 800x600 になってしまう。
無線LAN接続設定メニューもなく、ブラウザも入っていない。
イーサネット(有線)で接続して、まず下のランチャーから Apps を起動する。
915resolution.tcz を選び Mount ボタンを押す。同様に Opera,tcz も Mount する。
再起動すると 1024x600 表示になり、Opera(ブラウザ)が起動できる。

最新の Aircrack-ng 1.0 final がすでにインストールされている。
FeedingBottle という spoonwep の進化版みたいなアプリは、下のランチャーからほ乳瓶アイコンで起動できる。

最初に「必ず自分のAPをクラックしてください」という表示が出る。

無線LANデバイスを選択すると Monitor モードに変更してくれる。

AP のスキャン中はゲージに進捗が表示される。
 
アタックの種類を選択し、IVキャプチャを開始する。

無線LANクライアント接続(自分のAPはWPA-PSK)は以下のページを見て行った。
Setting up Wifi : Tiny Core Linux

wpa_supplicant は既に入っている。
wicd は起動しなかったので wpa_gui というツールで接続したが安定しなかった。
(wpa_gui も Apps で wpa_gui.tcz をインストールする)
不安定というのは、packet loss が発生して Opera がフリーズしてしまう。

Beini はブラウザでインターネット接続するための OS ではない。
ちょっと残念だがあきらめた。

このネットブック Wind U100 は 内蔵無線 LAN アダプタを Atheros AR5006EXS に変更している。