5月27日にリリースされた MeeGo 1.0 は、多少の不具合はあるが、なかなかいい感じだ。
【MeeGo 1.0 for Netbooks リリース】:Royal Windows:So-net blog

MeeGo の前身 Moblin は、Linux ではメジャーな Fedora がベースになっている。

設定保存可能な MeeGo LiveUSB の作成は、ウインドウズで動く Fedora LiveUsb Creator を使った。https://fedorahosted.org/liveusb-creator/

注意:MeeGo のイメージファイルの拡張子は .img なので、.iso に変更する。

LiveUSB Creator で Persistent Storage のバーをスライドして設定保存用ファイルの容量を調整する。

日本語設定は Aplication > Setting > Language で日本語を選択し、再起動する。
再起動後にホームディレクトリ内のサブディレクトリを日本語化(例えば video をビデオ)するか問い合してくるが、何故かボタンが押せない。
Alt キーとの組み合わせ [ (D) なら Alt+D ] で選択を行った。

日本語に変更された各サブディレクトリ等

かな漢字変換は、scim-skk がプレインストールされている。
scim-skk は Shift+Q を押してからかなを入力しないと、漢字に変換できない。
skk もかな入力モードにするには、テキストカーソルの時に Ctrl + Space キーを押す。
ssk は難しいので anthy をインストールしてみた。
scim-anthy のインストールは、アプリケーション > システムツール > 端末で、

$ su -
Password:
# yum groupinstall 'Japanese Support'
# yum install scim-anthy

と入力する。

言語を日本語に設定してもキーボードレイアウトは JIS キーボードにならなかった。
端末で次のコマンドで JIS キーボードになるが、再起動すると戻ってしまう。

$ setxkbmap jp

それから無線LAN だが、WPA-PSK の場合 DHCP で IP アドレス取得ができない。
WEP の場合は、DHCP 環境でも問題なかった。
ただし、WPA-PSK でも固定の IP アドレスを指定すれば接続できる。

ところで、インテル、ノキア連合の MeeGo が iPhone OS と Android の 2 大モバイル OS があるところに割って入れるか?
MeeGo は完全にオープンだそうだが、ブランド力、知名度の点で、ちょっと力不足のような気がする。
iPad, Xperia が売れているのも、やっぱり Apple, Sony (Google) のブランド力だと思う。