http://www.aircrack-ng.orgNewsを見たらSlitaz Aircrack-ng Distributionが1月31日にリリースされていた。

SlitazはLive CD Linuxの1種(フランス製?)で、isoファイルが約40MBと非常にコンパクト。
Slitazにパッチ済み無線LANカードのドライバ、Aircrack-ngの最新版1.0 rc2及びWireshark、NMAPなどを組み込んだのがslitaz aircrack-ngディストリビューションだ。
Acerのネットブック、Aspire One用にチューニングされているそうだ。

www.aircrack-ng.orgからisoファイルをDownloadしてLive CDにした。
slitaz-aircrack-ng-20090211.iso 2月11日アップデート版
USBメモリへのインストールはunetbootinを利用できる。

FMV BIBLO MG50EでLive CDを起動。
boot: jp[enter] → 日本語106キーボードレイアウトが有効になる。

login: root
password: root

Xウインドウシステムの起動はstartxとタイプする。
 
WebブラウザのfirefoxやWiresharkも組み込まれている。

無線LANカード DWL-G630(Atheros AR5005G)はそのままでは使えない。
xtermを起動して、modprobe yenta_socketとタイプする。→PCMCIA/CardBusが起動する。

startath0とタイプする。→無線LANカード(DWL-G630)がアクティブになる。
以下のスクリプトが用意されている。無線LANカード(チップ)によって使い分ける。

  • startaaoath0: madwifi-hal.r3901

  • startath0: madwifi.r3850

  • startwlan0: RTL8187L

  • star trausb0: RT73

無線LANへの接続は、メニューからNetbox managerを起動する。
 
interface : ath0を選択、“Wifi”でESSIDやセキュリティ、キーなどをタイプしてStartボタンを押す。
”DHCP”でStartボタンを押す。

 

 

SliTaz installerでハードディスクにインストール可能。

update-aircrack-ng / update-acスクリプトで最新のAircrack-ngにアップデート可能。

メニューにAircrack-ng関連は無い。xtermウインドウで、Aircrack-ng suiteのコマンドをタイプして使うようだ。
43MBと非常にコンパクトなので、SDカードやUSBメモリにインストールして使うのが便利そうだ。
ubuntuやSLAX(BacktrackやRussix)と使い方が異なるが、ビデオカードのトラブルも無く、起動は簡単だ。
Aircrack-ngの推奨Linuxとして今後使われていくことになるのであれば、今後の発展が期待できる。