【高速起動Linux Moblin v2 Core Alpha】

高速起動Linux「Xandros Presto」をUSBメモリに入れ、MSI Wind U100で使用している。
PrestoのUSBメモリへのインストールは、http://royalwin.blog.so-net.ne.jp/2009-05-03
Prestoの日本語化は、http://royalwin.blog.so-net.ne.jp/2009-04-26

ただし試用期間７日はとっくに満了しているため、起動後10分しか使えない。
10分あればWebやメールのチェックには十分だが...
（ライセンス購入は20ドル）

今回は同様の高速起動Linux「Moblin」をUSBメモリにインストールしてみた。
Prestoはdebianベースだが、MoblinはRPMベース（Fedora？）で使用制限もない。
ただしPrestoは正式版(Ver.1.0)だがMoblinは未だアルファ版だ。

起動時間はPrestoの方がやや高速だ。Moblinも最終的には起動時間2秒を目標にしているというから今後もっと高速起動になるだろう。
またMoblinは日本語サポートのインストールがうまくいかないが、ATOKを移植中とのことなので、いずれ整備されるだろう。（日本語インストール→詳しい方教えてください！）

USBメモリへのインストール方法は、簡単方法と時間が掛かる方法の2通りある。
以下の画像は上が簡単版。下が時間が掛かるMIC2版だ。（かなり違っている)
MIC2版は、現在の最新ファイルをダウンロードしてイメージを組み立てるので、簡単版より起動時間が早く、動作が軽快、look and feelも向上している。時間は30分以上掛かるが、MIC2でインストールがお奨めだ。
なお、無線LAN接続設定も簡単版では再起動後保持されなかったが、MIC2版は問題ない。

簡単版

MIC2版

以下の手順はMSI Wind U100（パソコン）及びFedora core 10で行った。どちらもUSBメモリ内のデータは消えるので注意。
＜簡単な方法＞
・以下URLでMOBLIN LIVE IMAGEをダウンロード。
http://www.moblin.jp/download.html

・ダウンロードしたIMGファイルをUSBメモリに丸ごとコピー。
dd if=moblin-netbook-core-alpha2-20090311.img of=/dev/sdb

*USBメモリは/dev/sdbで認識していた。後はPOST画面でF11（MSI Windの場合）を押してUSBメモリから起動すればよい。BIOS setupで起動順序を変えてUSBメモリ優先にしてもよい。

＜Moblin Image Creator V2 (MIC2)を利用する方法＞
・以下URLでMIC2をダウンロード
http://git.moblin.org/cgit.cgi/moblin-image-creator-2/
・前準備
yum -y install pykickstart device-mapper
yum -y install device-mapper
yum -y install kpartx kparted syslinux isomd5sum kvm
yum -y install zlib-devel python-devel
yum -y install dm_snapshot
・MIC2を展開してインストール
tar xvjf moblin-image-creator-2-0.9.tar.bz2
cd moblin-image-creator-2-0.9
make clean
make
make install
・USBメモリを挿してMIC2を起動する。
cd examples
moblin-image-creator --config=netbook-core-developer.ks --format=liveusb --cache=mycache

http://moblin.org/projects/moblin-image-creator-2
30分以上掛かるが最新のMoblinがUSBメモリにインストールされる。USBメモリは自動的に認識してフォーマットも行う。
後は簡単版と同様にUSBメモリからブートすればMoblinが起動する。

日本語サポートのインストールはなんとかしたいと考えているが... 詳しい方教えてください。

タグ：moblin linux 起動時間 PRESTO