【VirtualBox 3.0 】

6月30日 VirtualBox が 3.0 にメジャーバージョンアップしていた。
Windows, OS X, Linux, Solaris 版全てが同時にバージョンアップしている。

VirtualBox は仮想マシンソフトで、ホスト OS に作られた仮想マシン上でゲスト OS が動作する。
たとえば1台のパソコンで、Windows Vista を動かしながら、Windows XP や Linux 等を同時に起動できる。

Windows 7 も Windows XP 用のソフトを仮想マシン上で動作させることでソフトの互換性を補完するようだ。

仮想マシンソフトには Parallels Desktop や VMware Fusion があるがいずれも有料ソフトだ。
VirtualBox はオープンソースなので個人利用は無料になっている。

VirtualBox 3.0 のWindows版をダウンロードして MSI Wind U100 にインストールしてみた。
http://www.virtualbox.org/wiki/Downloads

3.0では仮想マシンのゲスト OS から USB メモリの認識ができる様になった。
さらに OpenGL 2.0, Direct 3D 8/9 のサポート、ゲスト OS が利用できる 仮想 CPU を最大32個にアップなどいろいろ改善されている。

VirtualBoxはたとえばこんな時に利用している。
・仮想マシンはいつでも削除できるので、実際にインストールする前に OS やソフトを仮想マシンで動かしてみる。
（ハードウェアがうまく認識されず起動できない OS も仮想マシン上ではたいてい動作する。）

・ 仮想マシンは１ウインドウ内で動作するので、ゲスト OS のスクリーンショットをとりたい時に利用。
（PrintScreenキーで普通にハードコピーがとれる）

MSI Wind は CPU が仮想化支援機能に対応してないため、ゲストOSの動作はやや緩慢になるが、大抵は不自由なく使えている。
やや非力と言われているネットブックでも問題なく使えると思う。