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ラズパイオーディオ Raspberry Pi Zero W + IQAudIO Pi-DACZero [Raspberry Pi]

DACボードは PCM5122 の IQAudIO Pi-DACZero
Raspberry Pi Zero W とは同サイズで上に載せられる。

ラズパイオーディオの特長

HAT準拠のDACボードなどを通してRaspberryPiのGPIOから直接I²Sでデータをやり取り出来るので,音の劣化が無く再生できる。
(ラズパイに入っている曲,スマートフォン,PC等,ネットワークに繋がっている曲を聴くことが可能)
HATとは…
Raspberry Piを、簡単に機能拡張するための基板。
「Hardware Attached on Top」の略。
GPIOとは…
「汎用I/Oポート」とも呼ばれ、入力にも出力にも使える便利なデジタル信号の出入口。
「General Purpose Input/Output」の略。
I2Sとは…
I2SとはInter-IC Soundの略で、IC間でデジタル音声データを転送するための規格。
USBコントローラを使用した場合に比べてクロックのジッターが少なく高音質。

Pi-DACZero の取り付け

スペーサーやネジも含まれているため,非常に簡単。GPIOヘッダーに差し込むのみ。

IMG_20190929_101400

IMG_20190929_101441

プレーヤー

ひんぱんに更新されている Moode Audio と Volumio を試してみた。
設定方法はどちらもほぼ同じ。個人的に Moode の WebUI が使いやすかったので Moode にした。

パソコンで Moode がブートできる microSD カードを作成する。

Moode をダウンロードする。http://moodeaudio.org/

microSDカードに Moode のブータブルISOイメージを書き込む。
Etcherは zip 解凍不要で,microSDカードにISOイメージを書き込むことができる。https://www.balena.io/etcher/

microSDカードをラズパイに装着して起動するとホストAPになるので無線接続できる。AP(SSID)に Moode が出てくるので,パスフレーズ moodeaudio で接続する。

無線接続したらブラウザで,http://172.24.1.1 に接続すると,MoodeのWebUIにアクセスできる。
最初にやっておきたいのは,m –> configure –> System –> System Modifications –> Filesystem EXPANDボタンでルートパーティションを拡張。
それから,m –> configure –> Audio –> Devices –> I2S audio device で,IQAudIO Pi-DACZero を選択すると音がでた。
Network config –> WirelessでWiFi接続情報を設定・再起動すると,ホストAPが停止してWiFi接続になる。
Android からの操作は MPDroid を使っている。

音楽ファイルの保存

microSDカードは32GBの容量があるので,音楽ファイルを保存しておきたい。
ssh が動作しているので,WinSCP で172.24.1.1に接続してファイル転送(sftp)できる。ID/PW は,pi / moodeaudio
または,samba が動作しているので,エクスプローラーで \\172.24.1.1  に接続して,SDCARD にファイルコピーすることもできる。
一番早いのは Linux で 取り外した microSD カードをマウントしてコピー。microSDカードの2番目のパーティションがルートパーティション(ext4)なので,その /mnt/SDCARD に音楽ファイルをディレクトリごとコピーしておく。

起動時間短縮

Moode の起動を早くするため,音楽再生に不要なサービスを無効化する。
systemctl disable dphys-swapfile.service
systemctl disable keyboard-setup.service
systemctl disable apt-daily.service
systemctl disable wifi-country.service
systemctl disable hciuart.service
systemctl disable raspi-config.service
systemctl disable avahi-daemon.service
systemctl disable triggerhappy.service
systemctl disable ntp.service

起動時間等を確認
systemd-analyze time
systemd-analyze blame
systemd-analyze critical-chain

音楽再生にはCPUクロックやCPU電圧が変化しない方がベターとのことなので /boot/config.txt に追加する。
force_turbo=1

起動の結果…
root@moode:/home/pi# systemd-analyze time
Startup finished in 2.803s (kernel) + 27.419s (userspace) = 30.223s
multi-user.target reached after 27.007s in userspac


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