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【高速起動Linux xPUD キオスクモード】 [高速起動Linux]

xPUDの開発者Chen, Ping-Hsun(penk)さんのブログでxPUD KIOSK Modeが紹介されていた。
http://penkia.blogspot.com/2009/06/xpud-kiosk-mode.html

これはMSI Wind U100でxPUD KIOSK Modeを起動した画像だ。

DSCF0737

ブートするといきなりブラウザがフル画面で起動する。戻るボタンもアドレス欄も一切省かれている。Alt + ←キーで「戻る」もできなかった。

これを試すには開発中の最新ビルド 6月20日版を以下からダウンロードする。
http://download.xpud.org/devel/
この最新ビルドは日本語 NG だが、カーネルは出たばかりの 2.6.30 にアップグレードされている。

xpud-06202009-core (50MB) をダウンロードして、FAT32 のパーティション (hd0,0) に保存した。
次に別パーティションにインストールしているgrubの設定ファイルに以下を追記した。

/boot/grub/menu.lst

title xPUD 0.9.x KIOSK Mode
root (hd0,0)
kernel /xpud-06202009-core url=http://www.yahoo.com lang=jp kmap=jp noisapnp quiet

(3行目はquietまで改行なし)
キオスクモードで起動するには、カーネルの起動パラメータにurl=http://...を追加する。
urlパラメータを取ればxPUDは普通に起動するので、予めネットワーク設定等しておいた。

キオスクモードはキオスク端末やインフォメーションターミナルなどで利用できそうだ。
これを学校の共用パソコンに入れたら学生はびっくりするだろう。
壁紙を変えたり、ウイルスを入れたりできないのでさびしがるかもしれない。

キオスクモードのブラウザ画面は、戻るボタンが無く、アドレス欄も無い。
マウスの右ボタンを 押してみたり、Firefoxのショートカットキーなど色々試したが、フォーム入力やボタン、リンク等のクリック、スクロール以外は何もできなかった。
シャットダウンアイコンもないので、本体の電源ボタンでシャットダウンした。
未だ開発中なので、次期バージョンのリリースでどう変わるか楽しみだ。
最新の 2.6.30 にアップグレードしているのもすごい!


【Linuxカーネル 2.6.30 fastboot】 [高速起動Linux]

Linuxカーネル2.6.30 が10日にリリースされた。

カーネル 2.6.30 では fastbootがカーネルに含まれている。
fastbootは正にLinuxの起動を高速化する機能だ。

Linuxではベクトルの1つが高速起動に向かっているようだ。
Ubuntu 9.04の起動時間は25秒、9日にリリースされたFedora 11の起動時間は20秒とされている。

OSの起動高速化は大変いいことだが、高速化によって何か失われるものがあるんだろうか?
高速起動LinuxのXandros PrestoやMoblin v2 を使ってみると別にデメリットは無い気がする。

なぜPCは速くなったのに、OS起動は遅くなったのか?(特にVisra)
PCのOSでは、起動の高速化をこれまであまり重要視してこなかったのだろうか?
それともネットブックがヒットして、起動高速化の必要性が増したのだろうか?

現在実用化されている高速起動Linuxは、副次的な使われ方で、メインはあくまでWindowsだ。
高速起動Linuxでしっかりメインで使えるものが必要だ(第一候補はMoblinか?)。
これから、特にネットブックにおいてWindows7と高速起動Linuxの対決になるかもしれない。
セキュリティ面も高速軌道Linuxの方が優位だろう。

「起動が1分と10秒ではどちらもそんなに変わらないのでは」と思われている方は、ぜひSplashtopやxandros prestoを試してみてもらいたい。
ヒットしているキングジムのポメラは「電源入れたらすぐ文字入力」だが、高速起動Linuxは「電源入れたらすぐにインターネット」だ。


【高速起動Linux xPUDのロードマップ 0.9.5に向けて】 [高速起動Linux]

xPUDはpenkさんが中心となり開発しているLinuxで10秒の高速起動、50MBの軽量を特長としている。
前記事でも紹介しているが、MSI Wind U100では、無線LAN、サウンド、画面解像度等問題無しで、firefox, mplayerなどアプリも軽快に動作する。
現行バージョンは0.9だ。

xpudapp

penk(Mr. Chen, Ping-Hsun)さんのブログでxPUD次期バージョンのロードマップが載っていた。
http://penkia.blogspot.com/2009/06/xpud-roadmap-toward-version-095.html

  • 設定保存・復元の自動化とアプリのインストール管理(Opt)
  • Webベースのファイルマネージャ?
  • OSDnotify?ディスプレイの輝度調整のことか?
  • カーネル 2.6.30  xorg
  • JQueryによるUIの視覚エフェクト

カーネルが2.6.30になり使い勝手も一層よくなりそうだ。

penkさんのブログ記事に、このブログのレビュー記事のリンクが載っていた。
http://penkia.blogspot.com/2009/06/reviews-of-xpud-09.html

このブログも一応見てくれたらしい。メールはこなかったが....
penkさんは台湾の方だが、Linuxのディストリを自分で企画・開発できるなんて、羨ましいかぎりだ。


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